虚空画廊に『ヤマムラさんにもらった印画紙にプリントした光景(その2)』
私が『忘箱2 閉ざされた半球』に記録した「なにわの海の時空館」は
赤字が嵩んで10年前に閉鎖され当時の大阪市長は館の中心展示物の
菱垣廻船を壊して風呂屋に焚きもんとして払い下げるなどと言い出し
物の値打ちのわからない馬鹿丸出しぶりで私は呆れ返ったものでした
馬鹿は市長だけではなく施設を再利用して金儲けを企む事業者も
菱垣廻船を海賊船風に改造して当時流行っていた漫画の
アミューズメント施設などというプランしか出すことができず
結局何も実現することなく今日に至っているのでした
何も実現しなくても莫大な維持費がかかり続けるので
大阪市はまたぞろ施設利用事業者の募集を行ったという
報道がありましたが時空館が金儲けのためのハコではなく
「大阪の海運に関する歴史博物館」であるということを
誰も思い出してくれないのはなぜなのでしょう
河村瑞賢による航路開拓にはじまる
近世の海運の発展から明治以降の内航事業や海外貿易まで
時空館が語らなければならないものがたくさんあるはずです
閉鎖前の時空館は小学生の校外学習施設レベルの展示内容でした
私たちが望む海事博物館がそんな子供騙しでよいわけがない
さらなる資料収集・資金調達が必要ですが大阪市は一円も出したくない
民間の強力なスポンサーが必要ですが私にはその心当たりがあります
船の科学館に日本財団が郵船歴史博物館に日本郵船が神戸海洋博物館に川崎重工業が
ついているのなら大阪の海事博物館には大阪の船会社を統合して出来た大阪商船が
三井物産系の三井船舶と合併して出来た商船三井しかありません
時空館のエントランス棟を往時の貨客船風の外観
(柳原良平さんのイラストを立体化)に建て替えて
「商船三井海事博物館」にして近現代の海運の歴史を
商船三井の会社のあゆみと共に紹介すれば瀬戸内海航路の客船も
戦前の海外航路の貨客船のことも語ることができるではありませんか
クルーズ客船日本丸のディナーメニューも提供するレストランを併設し
食い意地の張った人々の集客を目論むこともできるでしょう
そしてエントランス棟と海上の橋で結んだ球体は
菱垣廻船にはじまる和船の発展とそれによる海運によって結ばれていた
日本各地の港町とそこから大阪に運ばれた様々な物産を紹介する展示室とします
庶民生活に特化した大阪暮らしの今昔館や戦国から近世の大阪に特化した大阪城天守閣
そして古代から近代まで総合的に大阪の歴史を紹介する大阪歴史博物館に加えて
国内外との海上交易という視点から大阪の歴史を語る博物館を創るのです
私は物の値打ちのわからない馬鹿どもから大阪の海事博物館と
実際に海上を航行したこともある縮尺1/1の模型船「浪華丸」を
守りたいと思っているのです池田さん
巡礼記 202306-202309
20230602
上岡龍太郎死亡の報道(230519 81歳)
20230603
『Elusiveness of Shadow』ミコワイ・ポリンスキ +1art
『Natura morta in cameraー部屋の中の静物ー』成田直子 GALLERY 04街区
『土っ子』野田幸江 hitoto
20230611
国立民族学博物館 常設展示観覧
20230617
『TARUHO郷愁の作家イナガキタルホへのオマージュ《地上とは思い出ならずや》』
まりのるうにい他 galerie L'oeil
20230624
『東かおる展』 LADS GALLERY
『版とことば展』柄澤齊他 ギャルリプチボワ
『手にとる展』 +1art
20230701
吉田豊治(九里一平)没 83歳
20230707
PANTA没 73歳
230715
『薔薇園断章 豊永侑希展』 ワイアートギャラリー
『柴山水咲個展 書かれていないこと』 GALLERY 04街区
20230716
ジェーン・バーキン没 76歳
20230723
『Beggars Banqet 6 ブルース・スプリングスティーンのライブ盤レコードを聴く』
DJ竹田雅弘 outotsu Gallery
20230729
『坂東壯一の銅版画作品でたどる Chronicle』 ワイアートギャラリー
『イトウヤエ陶展』『前田大介展 眼窩の漂流あるいは景色』 LADS GALLERY
『硝子絵展』林孝彦他 ギャルリプチボワ
20230806
『ジェーンとシャルロット』シャルロット・ゲンズブール監督
シネ・リーブル梅田
『古道具トランク蚤の市』 GALLERY 04街区
2023809
ロビー・ロバートソン没80歳
20230902
『土偶の日常』やまもとひさよ GALLERY 04街区
『もりとうみと 林千絵水彩画展』 ワイアートギャラリー
『コンポジション』はしもとなおこ hitoto
20230907
西村朗没69歳
20230908
寺沢武一没68歳
20230915
土田よしこ没75歳
20230916
『光を放つ風景3』田中靜 ワイアートギャラリー
『Tiny Desk』塩見真由 GALLERY 04街区
虚空画廊に『ドツペルゲンゲル氏のデジヤヴ 1』
自転車の荷台に縛りつけた竹の行李に幼い私を乗せて
おじいさんは西の浜へ連れて行ってくれました
夏の間は毎日のように汐の引いた遠浅の砂浜で砂遊びをしましたが
もうお盆じゃけん海に入ったらエンコに引かれるぞよ
と
おじいさんに言われて自転車の上から海を眺めているうちに
この海の向こうには何があるのだろう
と
ふと
思ったのです
海の向こうには何があるんじゃろう
と
おじいさんに聞くと
広島よ
と
教えてくれました
私は
海の向こうの広島の海岸にも
おじいさんの自転車の荷台の行李に乗った私がいて
ちょうど今おじいさんに海の向こうには何があるんじゃろう
と
聞き
海の向こうのおじいさんは愛媛よ
と
教えているのだろう
と
思いました
巡礼記 202304-202305
20230408
『passage』小川未知瑠・林葵衣・米子匡司 +1art
『遠くつながる』福井悠 +2
『グラウンド・ダイバー』小松宗光 gallery 176
20230414
新聞に片桐夕子死亡記事 20221016没 70歳
202300422
『空気中には様々なものが漂っている』山本恵 hitoto
『キリコ個展 The World』 GALLERY 04街区
『百々武写真展 海流』ビジュアルアーツギャラリー
20230506
『不失花 うせざるはな』石川文子 solaris
『たいようをみる』川嶋守彦 LADS GALLERY
230511
新聞に高見のっぽ死亡記事 20220910没 88歳
20230520
『瞬きの化石』前田あいみ GALLERY 04街区
『幻想の庭園をつくる 長野順子 銅版画展』
ワイアートギャラリー
20230528
『大阪写真月間2023 写真家150人の一坪展』
富士フイルムフォトサロン大阪
『楢木逸郎写真展 PORTRAITS Works in Color 1996-1998』
Gallery Kai
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